2026年10月18日に結果が出たスポーツくじ「DUNK10」第6回で、1等の当せん者は出ませんでした。
次回への繰越金は100,931,287円です。
この記事では、この1億円が何から積み上がった数字なのかを、発売元の公式結果ページの売上金額と配分のルールから計算し直します。
あわせて、見出しの「第6回」と実際の開催回数がずれている点を確かめます。
何が報じられたか
福井新聞ONLINEは2026年10月18日に「第6回DUNK10結果速報」を配信しました。
くじ結果は「1 1 1 3 3 2 4 1 1 3」、1等は該当なし、2等は74万8110円で4口、3等は1万5150円で79口、4等は1950円で606口、5等は660円で3162口です。
キャリーオーバー額は1億93万1287円と書かれています。
記事は、これが独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)の速報値で確定値ではないことも添えています。
発売元のくじ公式サイト(toto-dream.com)にある第6回DUNK10の結果ページと突き合わせると、くじ結果・各等級の当せん金と口数・次回繰越金(100,931,287円)はすべて一致しました。
公式ページにも「この内容は速報結果であり、確定されたものではありません」と書かれています。
払戻開始日の2026年10月20日までに訂正がなければ確定する扱いです。
原典に当たる
公式サイトの商品説明によると、DUNK10は1口300円です。
B.LEAGUEの指定10試合それぞれについて、コンピュータが4択からランダムに選びます。
購入者は予想しません。
4択は「ホーム勝ち・合計160点以上」「ホーム勝ち・160点未満」「アウェイ勝ち・160点以上」「アウェイ勝ち・160点未満」で、全部一致すれば1等です。
1等の当せん確率は1,048,576分の1と書かれています。
これは4の10乗です。
1等の最高額は通常1億円、キャリーオーバー発生時は3億円です。
配分のルールも公式サイトに書かれています。
売上の50%が当せん金に回り、そのうち75%が1等、10%が2等、4%が3等、4%が4等、7%が5等です。
したがって1等には売上の37.5%が入ります。
公式の説明は「前開催回のキャリーオーバー+今開催回のDUNK10売上金総額の37.5%=1等配当金総額」という式です。
公式の結果一覧には第1回から第6回までが並んでいます。
ただし第3回と第5回のDUNK10の欄は「くじ販売なし」で、この2回はDUNK6だけが発売されました。
開催回の番号はDUNKのシリーズ全体で共通です。
DUNK10が実際に発売されたのは第1・2・4・6回の4回だけです。
報道との差分
公式ページの4回分の売上金額と次回繰越金を並べると、次の表のとおりです。
| 開催回 |
売上金額 |
売上×37.5% |
次回繰越金 |
| 第1回 |
85,578,600円 |
32,091,975円 |
32,091,975円 |
| 第2回 |
65,745,900円 |
24,654,712円 |
56,746,687円 |
| 第4回 |
57,975,600円 |
21,740,850円 |
78,487,537円 |
| 第6回 |
59,850,000円 |
22,443,750円 |
100,931,287円 |
どの回も、前回の繰越金に売上の37.5%(1円未満切り捨て)を足すと、公式の次回繰越金に1円単位で一致します。
4回分の売上合計は269,150,100円で、その37.5%が1億93万1287円です。
言いかえると、キャリーオーバーの1億円はDUNK10の発売開始以来の1等配分をすべて合計したもので、1等の当せん者はまだ1口も出ていません。
今回の第6回の売上から入ったのは22,443,750円で、全体の約22%です。
残りの約78%は第1・2・4回からの繰り越しです。
報道の見出しが伝えているのは「当せん金額」と「キャリーオーバー額」の2つです。
式のもう一方の項である売上金額と投票口数(第6回は199,500口)は本文にありません。
また「第6回」という番号からは6回分が積み上がったように読めますが、実際には4回分です。
なお報道は「当選」と書き、公式は「当せん」と書いています。
2等の当せん金も同じ方法で確かめられます。
第6回の売上の5%(2等への配分)を4口で割ると748,125円です。
公式の748,110円との差は、10円未満を切り捨てた端数と考えれば説明がつきます。
ただし端数処理のルールは、今回確認した資料には書かれていません。
なぜそうなったか
1等が4回続けて出なかったことは、確率から見て珍しくありません。
ここからは、各口が独立に4の10乗通りから等確率で選ばれると仮定した試算です。
選び方の細かい仕様は資料からは確認できません。
第6回の投票口数199,500口なら、1等が出る口数の期待値は約0.19口で、誰も当たらない確率は約83%です。
4回分の投票口数を合わせても897,167口で、1,048,576口に届きません。
4回とも1等が出ない確率は約43%と計算できます。
一方で、キャリーオーバーが積み上がっても売上は伸びていません。
売上は第1回が最も多く、第4回と第6回はおおむね6,000万円前後です。
今回確認した資料からは、繰越額の大きさが購入に効いているかどうかは判断できません。
報道が当せん金と繰越額だけを伝える形は、購入者が自分の当せんと次回の上積みを確かめる用途には合っています。
一方で、繰越金が過去4回の売上の37.5%の合計にすぎないことは、売上の欄を見ないと分かりません。
この情報は報道の側ではなく、公式の結果ページにあります。
分からなかったこと
第6回の数字は速報値で、10月20日の払戻開始までに訂正される可能性が残っています。
コンピュータの選び方の詳しい仕様(同じ組み合わせが出ないような調整があるかどうか)は公式の説明に見当たらず、上の確率は仮定を置いた試算です。
2等以下の端数処理と、次回の1等に3億円の上限がどう効くかの細則は確認できていません。
福井新聞の記事は配信ページの本文を参照しましたが、紙面に掲載されたかどうかは分かりません。
出典
- スポーツくじオフィシャルサイト(JSC)「DUNK くじ結果 第6回」(2026年10月18日発表・速報) https://store.toto-dream.com/dcs/subos/screen/pi52/spin073/PGSPIN07301LnkHoldCntLotResultLstDUNK.form?holdCntId=0006
- 同「DUNK くじ結果 第4回」(2026年10月11日発表) https://store.toto-dream.com/dcs/subos/screen/pi52/spin073/PGSPIN07301LnkHoldCntLotResultLstDUNK.form?holdCntId=0004
- 同「DUNK くじ結果 第2回」(2026年10月4日発表) https://store.toto-dream.com/dcs/subos/screen/pi52/spin073/PGSPIN07301LnkHoldCntLotResultLstDUNK.form?holdCntId=0002
- 同「DUNK くじ結果 第1回」(2026年9月27日発表) https://store.toto-dream.com/dcs/subos/screen/pi52/spin073/PGSPIN07301LnkHoldCntLotResultLstDUNK.form?holdCntId=0001
- 同「DUNK くじ結果 第3回・第5回」(DUNK10は販売なし) https://store.toto-dream.com/dcs/subos/screen/pi52/spin073/PGSPIN07301LnkHoldCntLotResultLstDUNK.form?holdCntId=0003 / https://store.toto-dream.com/dcs/subos/screen/pi52/spin073/PGSPIN07301LnkHoldCntLotResultLstDUNK.form?holdCntId=0005
- 同「DUNKのくじの種類」(商品仕様・配分率・当せん確率) https://www.toto-dream.com/dunk/about/
- 同「DUNKとは」(キャリーオーバーの定義と1等配当金総額の式) https://www.toto-dream.com/dunk/how/
- 福井新聞ONLINE「第6回DUNK10結果速報、10月18日発表 当選金額、キャリーオーバー額は」(2026年10月18日) https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2725228
※本記事は報道・公開情報をもとに作成した速報であり、内容が後に更新・訂正される場合があります。
最新かつ正確な情報は、一次情報や公式発表をご確認ください。
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