google-site-verification=tSMQ4FQhFx1RDsDFsOm7hyKcAa8tJgpr-DpePxzfGzM アンソニー・レンドン877試合欠場の数え方を公式記録で検算 | 見出しの手前

アンソニー・レンドン877試合欠場の数え方を公式記録で検算

Well-dressed man in a plaid blazer holding a cup, sitting inside a brick-walled café, exuding a relaxed vibe. バズ

エンゼルスのアンソニー・レンドン選手の契約が終わるのに合わせて、「257試合出場・877試合欠場」「契約期間の約25%しかプレーしていない」という数字が報じられました。この2つの数字を、MLB公式の記録データで検算しました。その結果、2つの数字は同じ母数から出ていないことが分かりました。877試合は「×162試合」で数えた値で、が60試合の短縮シーズンだったことが反映されていません。

何が報じられたか

韓国のスターニュース日本語版は10月の記事で、この契約を「災厄級」の食い逃げと表現しました。記事に出てくる数字は次のとおりです。

  • 契約は総額2億4500万ドル、12月に結ばれた
  • 野球統計の発信者「Codify Baseball」の算出として、在籍中の出場は257試合、欠場は877試合
  • 出場は全体日程の24.9%で、1試合あたりの受け取り額は約95万3307ドル
  • 最終年の年俸は買い取りなり、支払いは先送りされた

買い取りの件は、12月にCBSスポーツがThe Athleticの報道を引いて伝えています。最終年年俸3857万1429ドルを買い取り、支払いをに分けて先送りする内容です。

原典に当たる

出場数の一次情報として、MLB公式の統計APIある選手個人の年度別打撃記録と、各年の順位表を取得しました。

レンドン選手エンゼルスでの出場試合数は、が52、が58、が47、が43、が57です。とは年度別記録に行がなく、出場していません。は春季キャンプ中に2度目の股関節手術を受けて全休したと、CBSスポーツが書いています。合計は52+58+47+43+57=257試合で、報道の出場数と一致します。

次に分母となるチームの試合数です。同じAPIの順位表によると、エンゼルスの勝敗は次のとおりです。

  • :26勝34敗
  • :77勝85敗
  • :73勝89敗
  • :73勝89敗
  • :63勝99敗
  • :72勝90敗
  • :62勝100敗

はレギュラーシーズンが60試合しかありませんでした。契約期間間にエンゼルスが実際に戦った試合は、60+162×6=1032試合です。

報道との差分

報道の数字を実際の試合数並べると、次のようになります。

  • 出場試合:報道257、公式記録257
  • 欠場試合:報道877、公式記録で計算すると=775
  • 出場率:報道24.9%、公式記録で計算すると257÷1032=24.9%

出場率24.9%は1032試合を分母にした値と一致します。一方、877試合は1032試合から引いた値ではありません。×162試合=1134試合から257を引くと877になります。1134試合を分母にすると出場率は22.7%です。

同じ記事の中で、欠場数は「毎年162試合あった」前提、出場率は「は60試合だった」前提で計算されていることになります。差の102試合は、に開催されなかった試合の数同じです。

数え方はほかにもあります。最終年のは年俸が買い取られ、本人も引退する見通しと報じられていました。を除いた間で数えると、チームの試合数は870で、欠場は613試合です。CBSスポーツの「以降の平均は41試合」という記述は、の分5で割った値と一致します。

なぜそうなったか

原資料から確認できるのは、877試合が「×162試合」で数えた値と一致するという事実までです。Codify Baseballがどの式で計算したかは、元の投稿を確認できていないため分かりません。

ただし、ずれが生まれやすい構造は資料から説明できます。

1つめは、162試合という前提が強いことです。MLBのレギュラーシーズンは通常162試合で、「年数×162」は契約を評価するときの簡単な計算式として使われます。の短縮シーズンは例外ので、複数年をまとめて計算するとこの例外が抜け落ちやすくなります。

2つめは、伝わる途中で数字が組み合わさることです。スターニュースの記事は、Codify Baseballの算出と米Essential Sportsの記事を引用元に挙げています。出場率と欠場数が別々の算出から持ち込まれていれば、母数が違う数字が1つの記事に並ぶことになります。どの数字がどの引用元から来たかは、記事からは特定できません。

3つめは、1試合あたりの金額も同じ構造だということです。95万3307ドルは、2億4500万ドルを257試合で割った値と一致します。これは契約の総額をそのまま割った数字です。の短縮シーズンに年俸が実際いくら払われたか、最終年の分が先送りでいつ払われるかは、この計算には入っていません。

なお、この選手が欠場したのは手術など故障によるものだったと各社が伝えています。欠場数は球団と選手の契約が結果的にどうなったかを示す数字で、選手が意図して休んだ数ではありません。

分からなかったこと

  • Codify Baseballの元の投稿は見つけられず、877試合と24.9%を同じ投稿で出したのかは確認できませんでした。
  • に年俸が試合数に応じて減らされたかどうか、レンドン選手が実際に受け取った額は、一次資料を取得できていません。
  • スターニュースは、先送りした支払いを「まで毎年760万ドル」と書いています。一方、CBSスポーツは「、支払いの形は不明」としています。球団や機構の公式発表で条件を確認できなかったため、本文では金額の内訳を採っていません。
  • Baseball-Referenceは取得時にアクセスを拒否されたため、確認はMLB公式APIだけで行いました。

出典

  • MLB Stats API 選手年度別打撃記録https://statsapi.mlb.com/api/v1/people/543685?hydrate=stats 10月取得
  • MLB Stats API ア・リーグ順位表 https://statsapi.mlb.com/api/v1/standings?leagueId=103&season=2020 10月取得
  • CBS Sports「Anthony Rendon reportedly agrees to contract buyout, ending disastrous Angels tenure」12月 https://www.cbssports.com/mlb/news/anthony-rendon-buyout-angels-contract
  • スターニュース日本語版 10月 https://www.starnewskorea.com/ja/sports/2026/10/20/2026102007192696950
※本記事は報道・公開情報をもとに作成した速報であり、内容が後に更新・訂正される場合があります。最新かつ正確な情報は、一次情報や公式発表をご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました