2026年9月24日、スターバックス コーヒー ジャパンは「Pokémon(ポケモン)」とのコラボレーションを9月30日から始めると発表しました。
各社の見出しには「全41アイテム」という数字が並びました。
ただ、公式リリースには「41」が何を数えた数なのかの定義が書かれていません。
そこで、リリースに載っている商品を1点ずつ数え直し、41がどの範囲の数なのかを確かめました。
何が報じられたか
発表元はスターバックス コーヒー ジャパン株式会社で、発表日は2026年9月24日です。
同社のサイト「スターバックス ストーリーズ」に掲載されたリリースの題名は「バリスタ考案『ピカチュウ ハニークリーム ラテ』と全41のグッズを9月30日(水)より発売」です。
同じ日、Yahoo!ニュースに次の記事が配信されました。
11時08分にオリコンの記事、11時25分にクランクイン!の記事です。
どちらも見出しにラテと「全41アイテム」を入れています。
ほかに電ファミニコゲーマー、モデルプレス、ディズニー情報サイトのDtimesなどもこのコラボを取り上げています。
リリースに書かれている主な内容は次の3つです。
1つ目は、全国のバリスタから集まったレシピの中から商品化された期間限定の飲み物です。
2つ目は、イラストレーター・一乗ひかる氏が描き下ろしたアートを使ったグッズです。
3つ目は、スターバックス カードとeGiftのコラボデザインです。
原典に当たる
リリースの本文では、グッズを販売経路ごとに3つに分けて載せています。
1つ目は全国の店舗(一部を除く)での販売です。
載っているのは、リユーザブルカップ 473ml(1,300円)が1点と、スターバックス カードの3種(コーヒーコネクション、ピカチュウ、イーブイ。
いずれも2,000円以上の入金で発行)です。
2つ目は公式オンラインストアでの販売です。
商品名ごとに色・柄の違い(リリース上の「モデル」「種」)を数えると次のとおりです。
ステンレス TOGO ボトルが6種(各6,600円)。
ステンレスボトルが5種(各6,600円)。
2WAY SSカップ/ホルダー、コールドカップタンブラー、2WAYスタッキングマグ、2WAYスタッキングデミマグが各2種。
ストロータンブラー、セラミックキャニスター、SSストレーナー付き耐熱グラスマグ、ユーティリティエプロン、キッズエプロン、SSケトル、グラス ドリップコーヒーメーカー、ミルクフォーマー&カップが各1種。
アクリルチャーム、トートバッグ、アートポスターが各2種。
アートステッカーセットとアートポストカードセットが各1種。
カップシェイプ PVCポーチが5種。
これにスターバックス カード ギフト6種(各2,700円、2,000円入金済み)が加わります。
3つ目はデジタルギフトです。
デジタル スターバックス カード ギフトが6種(発行入金額1,000〜30,000円)、Starbucks eGiftが6種あります。
数え直すと、オンラインストアの商品はカードギフトを除いて40種、カードギフトを含めると46種です。
店舗の商品は、リユーザブルカップ1種とカード3種で合計4種です。
店舗とオンラインを合わせた実物の商品は、カード類を含めると50種になります。
ここから41に一致する数え方が1つ見つかります。
スターバックス カード類(店舗の3種とオンラインのカードギフト6種)を除いた実物のグッズ、つまりオンラインの40種に店舗のリユーザブルカップ1種を足すと41になります。
ただし、リリースにはこの数え方をしたとは書かれていません。
この一致は数え直した結果として出したものであり、発表元がこう定義したことは資料からは確認できません。
飲み物についても原典を確認しました。
『ピカチュウ ハニークリーム ラテ』はアイスのTallサイズのみで、持ち帰りは678円、店内は690円(税込)です。
販売期間は9月30日から10月8日までで、購入すると1杯につきステッカーが1枚付きます。
持ち帰りと店内の12円の差について、リリースに説明はありません。
持ち帰りに8%、店内に10%の消費税がかかると仮定して逆算すると、税抜き価格はどちらも約628円になります。
「700件」も確認しました。
数えているのは「ポケモンをテーマにしたビバレッジレシピの応募」で、応募した人数ではありません。
リリースの中でも「700件を超える」と「700件以上」の2通りの書き方があります。
この中から選ばれた6名が飲み物を開発し、その中のチャンピオン作品が商品化されました。
報道との差分
| 項目 |
公式リリース |
見出しでの扱い |
| グッズの数 |
題名は「全41のグッズ」。 本文は「全41アイテムのコラボレーショングッズ」。 定義の記載なし |
クランクイン!は「全41アイテムのグッズ登場」、オリコンは「全41アイテムが登場」 |
| カード類 |
店舗3種、オンラインのカードギフト6種、デジタル12種を別に載せている |
見出しの41にカード類が入るのかは示されていない |
| 購入制限 |
9月30日〜10月2日は、店頭のコラボ商品(飲み物を除く)が各1人1点まで。 オンラインは初日だけ1会計につき各1点まで |
クランクイン!本文は3日間の1人1点を載せている |
| 販売の終わり |
飲み物は10月8日まで。 グッズは無くなり次第終了 |
オリコン本文はグッズを「なくなり次第終了」と記載 |
見出しの取り方も媒体によって分かれました。
電ファミニコゲーマーは「限定メニューとグッズを発売」とし、数字を見出しに入れていません。
モデルプレスは「スタバ×ポケモンがコラボ決定」とし、コラボが決まったことだけを見出しにしています。
Dtimesは「限定コラボグッズまとめ」とし、グッズの一覧を前面に出しています。
見出しに「41」を入れた媒体でも、その数字は公式リリースの題名から取られており、各社が独自に数えた形跡は本文からは確認できませんでした。
なぜそうなったか
各社の見出しが41でそろったのは、リリースの題名そのものに「全41のグッズ」と書かれているからです。
発表当日の午前中に配信するニュースでは、発表元の題名にある数字をそのまま使うのが、確認の手間が最も少ない方法です。
オリコンとクランクイン!の記事は、リリース公開から数時間以内の11時台に配信されています。
一方で、41という数字から何が分かるかは、読む人の目的によって変わります。
コレクションのために全部そろえたい人にとっては、カード類を含めるかどうかで、集める対象が41種か50種か、デジタルも入れて62種かが変わります。
店舗で買いたい人にとっては、店頭で買える実物のグッズはリユーザブルカップ1種とカード3種だけで、残りはオンラインストアでの販売です。
「全41アイテム」とだけ書くと、この販売経路による偏りは伝わりません。
リリースに41の定義がない理由は、資料からは確認できません。
題名に総数を入れると商品の種類が多いことが伝わりやすい、という編集上の事情は考えられますが、推測にとどまります。
確実に言えるのは、リリースに載っている全商品を数えると41ではなく、カード類を除いたときだけ41に一致するという点です。
分からなかったこと
41の数え方について、発表元の説明は見つかりませんでした。
生産数、1店舗あたりの入荷数、取り扱いのない店舗の数と条件もリリースには書かれておらず、確認できていません。
バリスタバトルに参加したバリスタの人数も書かれていません。
プレスリリース配信サービスのPR TIMESにも同じ題名のリリースがありますが、本文をストーリーズ版と照らし合わせることはしていません。
発売後の完売状況や売上は、この記事の時点(2026年9月24日)では公表されていません。
出典
- スターバックス コーヒー ジャパン「POKÉMON + STARBUCKS® 『ポケモンと一緒に、コーヒーをめぐる冒険の旅へ』バリスタ考案『ピカチュウ ハニークリーム ラテ』と全41のグッズを9月30日(水)より発売」2026年9月24日 https://stories.starbucks.co.jp/press/2026/pr-2026-0924/
- PR TIMES掲載の同リリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000279.000033194.html
- クランクイン!(Yahoo!ニュース)2026年9月24日 11:25配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/f8cd96107c067015ba058d83e0db0d65c028b2f6
- オリコン(Yahoo!ニュース)2026年9月24日 11:08配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/28a4829c95b66c709530148481403162543f6eab
- 電ファミニコゲーマー https://news.denfaminicogamer.jp/news/260924z
- モデルプレス https://mdpr.jp/gourmet/detail/4848891
- Dtimes https://dtimes.jp/post-1388344/
※本記事は報道・公開情報をもとに作成した速報であり、内容が後に更新・訂正される場合があります。
最新かつ正確な情報は、一次情報や公式発表をご確認ください。
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