google-site-verification=tSMQ4FQhFx1RDsDFsOm7hyKcAa8tJgpr-DpePxzfGzM WS第1戦のABS判定、報道は3回・公式記録は2回表 | 見出しの手前

WS第1戦のABS判定、報道は3回・公式記録は2回表

Close-up of a gold medal with a red ribbon hanging against a light blue background. バズ

ワールドシリーズ第1戦について、米Yahoo Sportsは捕手ウィリアム・コントレラス選手打撃・送球・ABSチャレンジをまとめて報じました。ABSチャレンジは、球審のボール/ストライク判定に選手が異議を出し、機械判定で確かめる制度です。この記事では、報道に出てきた数字をMLB公式の試合記録1つずつ突き合わせます。大半は一致しました。ただしABSチャレンジ目のイニングだけは記録と食い違っていました。

何が報じられたか

Yahoo Sportsのシニアライター、Jake Mintz氏の記事は10月公開されました。対象は10月ミルウォーキーのAmerican Family Fieldで行われた第1戦で、ブルワーズがレイズに3対2で勝っています。

記事が挙げた主な事実は5つです。1つ目は2安打で、うちはの適時打です。2つ目は盗塁阻止2つで、にビクター・メサJr.選手を三塁で、にジョナサン・アランダ選手を二塁で刺しました。3つ目はABSチャレンジで、とも判定が覆ったと書いています。記事はこのを「2つ目のストライクを取り、三振につなげた」「に走者を置いてのカウントを避けた」と説明しています。4つ目は、リーグ優勝決定シリーズまで進んだ選手の中で最も高いポストシーズンOPS1.184です。5つ目として、レイズが10月に入ってから盗塁をすべて成功させていたことに触れています。

原典に当たる

照合には、MLBが公開している試合データ使いました。試合の要約は次のとおりです。ブルワーズは裏に2点、裏に1点を取りました。レイズは表と表に1点ずつです。安打数はブルワーズ、レイズでした。観衆は43,250人、試合時間はと記録されています。

コントレラス選手の打撃成績は3打数2安打1四球1打点です。の適時打はニック・マルティネス投手のカッターを打った打球で、打球速度は108.4マイルでした。打球は遊撃手のグラブに当たって外野へ抜けています。もうはのシングルヒットです。

ボックススコアの付記には、ABSチャレンジの専用欄があります。そこには「Contreras, Wm 2 (Ball-Overturned to Strike, Ball-Overturned to Strike); Hicks, L 」と書かれています。コントレラス選手はともボール判定をストライクに覆し、レイズ捕手リアム・ヒックス選手は挑んでボール判定が維持された、という記録です。

投球単位の記録を見ると、目のチャレンジは表でした。打者はメサJr.選手、投手はジェイコブ・ミジオロウスキー投手です。判定が覆ってカウントはになり、次の球で空振り三振でした。目は表です。打者チャンドラー・シンプソン選手に対しカウントから挑み、になりました。打席はフルカウントからの空振り三振で終わり、同時に一塁走者アランダ選手が二盗に失敗して併殺になっています。

レイズの盗塁成績は、チーム別・ラウンド別に記録されています。地区シリーズ3試合で3盗塁・失敗0、リーグ優勝決定シリーズ6試合で8盗塁・失敗0でした。合計は成功・失敗0です。ワールドシリーズ第1戦では2盗塁・失敗2になりました。

コントレラス選手のポストシーズン打撃成績は、ラウンド別に次のとおりです。地区シリーズ4試合でOPS1.194、リーグ優勝決定シリーズ4試合で1.114、ワールドシリーズ1試合で1.417でした。通算は9試合・39打席でOPS1.184です。

報道との差分

項目 Yahoo Sportsの記事 MLB公式記録 判定
ABSチャレンジの回数・結果 、とも覆る 、ともボール→ストライク 一致
目のイニング 表 不一致
目の状況 、走者あり、を回避 表、一塁走者あり、→ 一致
打撃 2安打、に適時打 3打数2安打1四球1打点 一致
打球速度 108.4マイル 108.4マイル 一致
盗塁阻止 とに1つずつ 表と表に1つずつ 一致
OPS1.184 いつまでの数字か書いていない 第1戦を含む9試合の通算 数字は一致
レイズの盗塁成功 10月の開幕時から無失敗 地区S 3+優勝決定S 8、失敗0 一致

記事が書かなかったこともあります。1つはレイズ側のABSチャレンジです。裏にヒックス選手がクリスチャン・イェリッチ選手への初球で挑み、ボール判定が維持されました。もう1つは、ABSとは別の監督によるビデオ判定です。裏にはレイズがフェアかファウルかの判定に挑み、判定は維持されました。裏にはブルワーズが塁上のアウト判定に、表にはレイズがフォースプレーの判定に挑み、判定の一部が覆っています。

なぜそうなったか

差分は性質の違う2種類に分かれます。

1つ目は、選ばれなかった事実です。記事は1人の選手を描く構成なので、相手捕手のチャレンジ失敗や監督のビデオ判定は本筋から外れます。記録には残っていますが、コントレラス選手の活躍を伝える文脈には入りません。これは選択の結果で、事実の誤りではありません。ただ、この試合のABS判定でブルワーズ側だけがとも成功し、レイズ側のは失敗したという対比は、記録を見ないと分からない情報です。

2つ目は、イニングの不一致です。公式記録の打席データでは、目のチャレンジは表のメサJr.選手の打席で起きています。判定が覆ってになり、その打席が三振で終わった点は、記事の「三振につなげた」と合います。食い違っているのはイニングの数字だけです。記録上のABSチャレンジはこの試合で計しかなく、表にはもありません。記事の公開時刻、記録上の試合開始時刻試合時間を足した終了時刻から約後です。試合後の取材と執筆を短時間で行う速報記事だったことは時刻から確認できます。ただ、資料からはイニングが違った理由までは確認できません。

OPS1.184は、その日の試合を含む通算です。第1戦の前の数字だと読むと、1試合分ずれます。記事は「シリーズ前の数字」とは書いていないため誤りではありません。読者が時点を確かめるには、ラウンド別の記録に当たる必要があります。

なお、同じ記事は「ブルワーズにとってぶりのワールドシリーズ」と書いています。公式の日程記録でも、ブルワーズの前回のワールドシリーズはです。この年はカージナルスに3勝4敗で敗れ、には出場がありません。の最後の勝利から今回の第1戦まではです。

分からなかったこと

ABSチャレンジ制度の公式ルール、MLB.comの用語解説ページから本文を取り出せず、確認できませんでした。そのため、この記事では制度の細部は書いていません。

公式データにはストライクゾーン上限・下限の値が投球ごとに入っています。表に覆った球は、この上限の値をわずかに上回る高さで記録されていました。この値がABSの判定に使うゾーンと同じものかは、資料から確かめられませんでした。

記事にある「得点圏でのゾーン内の球を振る頻度は、規定打席到達者の中で上位5人に次ぐ」という主旨の数字も、元のデータに当たれていません。

出典

  • MLB Stats API 試合データ 10月 ブルワーズ対レイズ 第1戦 https://statsapi.mlb.com/api/v1.1/game/849805/feed/live
  • MLB Stats API ワールドシリーズ日程・結果 https://statsapi.mlb.com/api/v1/schedule?sportId=1&gameType=W&season=2026
  • MLB Stats API ウィリアム・コントレラス ポストシーズン打撃成績 https://statsapi.mlb.com/api/v1/people/661388/stats?stats=season&group=hitting&season=2026&gameType=P
  • MLB Stats API タンパベイ・レイズ ポストシーズン打撃成績 https://statsapi.mlb.com/api/v1/teams/139/stats?stats=season&group=hitting&season=2026&gameType=L
  • MLB Stats API ワールドシリーズ日程・結果 https://statsapi.mlb.com/api/v1/schedule?sportId=1&gameType=W&season=1982
  • Yahoo Sports「World Series 2026: William Contreras shines with his bat, his arm and his ABS challenges in Brewers’ Game 1 victory」Jake Mintz、10月 https://sports.yahoo.com/mlb/article/world-series-2026-william-contreras-shines-with-his-bat-his-arm-and-his-abs-challenges-in-brewers-game-1-victory-063454898.html
※本記事は報道・公開情報をもとに作成した速報であり、内容が後に更新・訂正される場合があります。最新かつ正確な情報は、一次情報や公式発表をご確認ください。

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