サッカーワールドカップをめぐり、日本代表の長期目標に関する議論があらためて注目を集めています。きっかけとなったのは、日本サッカー協会が2005年に打ち出した長期構想と、2030年大会に向けて語られてきたベスト4という到達点です。その中身と、目標に届かなかった場合の責任の所在をどう考えるのかという論点が、サッカーファンの間で話題になっているということです。
詳細・背景
日本サッカー協会は2005年、協会の創立から100年にあたる2050年を見据えた長期構想を公表しています。一般に2005年宣言と呼ばれるもので、サッカーを楽しむ人の裾野を大きく広げること、そして2050年までにワールドカップを日本で開催し、日本代表が優勝することを掲げた内容だったと報じられています。当時としてはかなり大きな目標設定で、発表の直後から賛否が分かれたということです。
その後、協会は中期的な計画のなかで、より手前の到達点として2030年のワールドカップでのベスト4進出という目標に言及してきたとされています。2050年の優勝という最終地点に対して、2030年のベスト4は途中経過を測るための指標という位置づけだったとみられています。逆に言えば、この時点で世界の4強に入っていなければ、その先の目標は遠のくという見方もできそうです。
ワールドカップは2026年大会から出場国が48に拡大し、次回の2030年大会は複数の国にまたがる形での開催が予定されています。大会の規模も勝ち上がりの仕組みも当時とは変わってきているため、20年以上前に設定された目標をそのままの物差しとして使えるのかという指摘もあるようです。加えて、目標に届かなかったときに誰がどのように検証し、次につなげるのかという点が今回の議論の中心になっている様子です。
独自見解・考察
長期目標の価値は、達成できたかどうかだけで測れるものではないのかもしれません。2005年宣言のあと、育成年代の環境が整えられ、海外リーグでプレーする選手が大きく増えてきた流れを見ると、掲げた目標そのものが強化の方向をそろえる役割を果たしてきた面はあるのではないでしょうか。
一方で、掲げた数字を誰がいつ検証するのかが曖昧なままだと、目標は少しずつスローガンに近づいていきます。届かなかったときに何が足りなかったのかを具体的な言葉にして次の世代へ渡せるかどうか。長期構想の本当の成否は、そこで決まるのかもしれません。
ネットの反応
- 2005年の時点でこの目標を出せたこと自体はすごいと思う。当時の日本代表を考えたら相当な覚悟だったはず
- 目標は目標として、達成できなかったときの総括をちゃんとやってほしい。毎回うやむやになってる気がする
- ベスト4って口で言うのは簡単だけど、優勝経験国以外がそこに入るのがどれだけ大変か
- 正直、数字より育成と指導者のほうが大事じゃないかな。結果は後からついてくる
- 20年前の目標を今の基準で叩くのは違うと思う。環境は確実に良くなってる
- 責任の所在という話になると、結局選手が背負わされる流れになりがちなのが心配
- 次の2030年でどこまでいけるか、素直に楽しみにしてます
まとめ
2005年に掲げられた長期構想と、2030年ワールドカップでのベスト4という目標をめぐって、議論が広がっています。目標の妥当性そのものより、達成状況を誰がどう検証し、次の計画に反映させるのかという点に関心が集まっているようです。2030年大会までの数年間で、日本サッカーがどのような答えを出していくのか注目されます。


コメント