ボウリングやアミューズメント施設を全国展開するラウンドワン(4680)の株価が、2026年8月10日の後場に急落したと報じられています。同日の前引け後に発表された2026年4〜6月期決算で、純利益が前年同期比1%減の33億円台にとどまったことが売り материалの引き金になったとみられています。
4〜6月期決算の中身と株価の反応
報道によると、2026年4〜6月期(2027年3月期第1四半期)の連結最終利益は前年同期比1.1%減の33.6億円でした。売上収益は伸びた一方で利益が伸び悩む形となり、売上高に対する営業利益の比率は前年同期の14.0%台から12%台へ低下したと伝えられています。
株価はこれを受けて10日午後に大きく下げ、前週末比142円50銭(10.73%)安の1184円50銭を付ける場面があったということです。同社は2027年3月期の通期で純利益182億円(前期比10%増)、売上収益2190億円(同16%増)、営業利益330億円(同15%増)という強気の計画を掲げているとされ、第1四半期の進捗(4〜9月期計画に対して42.6%)との温度差が意識された可能性があります。
国内は好調、足を引っ張ったのは米国事業
セグメント別に見ると、国内と海外で明暗が分かれた形です。国内事業は売上収益285億円、セグメント利益55億円と、前年同期の36億円から大きく伸びたと報じられています。分野別ではアミューズメントが21%増、カラオケが14%増、スポッチャが13%増、ボウリングが11%増と、いずれも二桁の伸びを示したということです。景品コーナー「とれすぎ〜のアイランド」も6月末時点で76店舗まで広がったとされています。
一方の米国事業は、売上収益225億円で前年同期比20%増と伸びているにもかかわらず、セグメント利益は16億円と前年の28億円から4割超の減少となりました。人件費をはじめとするコスト増が利益を圧迫したほか、米国で手がける高級飲食事業のセグメント損失が8億円と、前年同期の3億9600万円から倍以上に拡大したことも重荷になったとみられています。
独自見解・考察
数字を並べると、今回の決算は「悪い決算」というより「国内の好調を米国の先行投資が食べてしまった決算」と読めるのではないでしょうか。国内は値上げが客離れを招かず、むしろ利益率の改善につながっている様子がうかがえます。問題は米国で、売上が20%伸びているのに利益が減っているということは、出店や人員確保の負担が収益化のスピードを上回っている局面ということかもしれません。
市場が1割超の下落で反応したのは、通期計画の伸び率が高いぶん、初速の鈍さが「達成できるのか」という不安に直結したからだと考えられます。逆に言えば、米国のコストが一巡すれば景色が変わる可能性もあり、次の四半期の米国セグメント利益が最大の注目点になりそうです。
ネットの反応
- 「1%減でこの下げ方はさすがに売られすぎでは?国内めちゃくちゃ好調じゃん」
- 「アメリカの高級飲食って本当に必要な事業なの…本業のボウリングとスポッチャで戦ってほしい」
- 「通期の計画が強気すぎるんだよ。1Qでこれだと下方修正が頭をよぎる」
- 「近所のラウンドワン、土日いつも混んでる。国内の数字は体感どおり」
- 「値上げしても客が減ってないのはブランド力だと思う。ここは素直にすごい」
- 「米国は人件費が上がり続けてるから、日本の感覚で考えると危ないかも」
- 「押し目と見るか、天井と見るか。次の四半期まで様子見します」
まとめ
ラウンドワンの2026年4〜6月期は、国内事業が各分野で二桁成長を見せた一方、米国事業のコスト増と高級飲食事業の赤字拡大が響き、純利益は前年同期比1%減にとどまったと報じられています。株価は決算発表後の10日午後に1割超下げる場面があり、通期の高い計画との差を市場が警戒した形とみられます。国内の勢いが続くのか、米国の採算がいつ改善するのか、次の決算での確認が必要そうです。
参考:日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL102CN0Q6A810C2000000/)、株探ニュース(https://kabutan.jp/news/?b=k202608100006)

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