東シナ海をめぐり、中国が武力衝突に至らない形で現状変更を試みる「非正規戦」への対抗策が議論を呼んでいます。産経ニュースには、米国の地理空間分析企業の幹部が「周辺諸国の技術力を結集すれば対応は可能だ」とする趣旨を寄稿したと報じられています。海上の緊張が続くなか、技術による抑止が現実的な選択肢として注目されているようです。
詳細・背景
ここで言う「非正規戦」とは、純然たる平時でも有事でもない、いわゆる「グレーゾーン事態」を指すとみられています。領土や海洋権益をめぐって対立がある状況で、武力攻撃には当たらない範囲で公船などを使い、少しずつ現状を変えようとする行為です。
東シナ海では、2012年の尖閣諸島国有化以降、中国海警局に所属する船舶が荒天時を除きほぼ毎日、接続水域に入るようになったとされています。海上保安庁の発表によると、領海侵入も月に数回の頻度で繰り返されているということです。2026年1月時点では、尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのが51日連続に達したとも報じられました。
こうした継続的な活動に対し、警察力である海上保安庁と軍事力である海上自衛隊の間には能力面のギャップがあるとの指摘もあります。今回の寄稿は、衛星画像の解析や無人機、各種センサーといった地理空間技術を周辺国が共有・連携させることで、相手の動きを早期に把握し、抑止につなげられるとの見方を示したものとみられています。
独自見解・考察
注目すべきは、軍事力の正面増強ではなく「見える化」の技術に重点が置かれている点ではないでしょうか。グレーゾーンの行為は、相手に気づかれにくいことを利用して既成事実を積み上げる側面があると言われています。だとすれば、誰が見ても分かる形で活動を可視化し、国際社会と情報を共有することそのものが、有効なブレーキになるのかもしれません。日本を含む周辺国が持つ技術をどう束ねるかが、今後の焦点になりそうです。
ネットの反応
- 技術で抑止っていう発想は現実的だと思う。撃ち合いより前の段階が大事だよね
- 51日連続ってもう日常になってるのが怖い…慣れちゃダメだ
- 海保と海自のギャップの話、ずっと言われてるけどなかなか進まないイメージ
- 衛星とドローンで全部見えるようにするのは賛成。ただコストはどうなんだろう
- 周辺国の連携って言うけど、足並み揃えるのが一番難しいところでは?
- こういう地味な話こそちゃんと報道してほしい。派手な事件より重要
- 技術だけで解決するとは思わないけど、選択肢が増えるのはいいこと
- 寄稿してる企業がどこなのか気になる。立場によって見方も変わりそう
まとめ
東シナ海での中国の「非正規戦」に対し、周辺諸国の地理空間技術を連携させることで対応できるとする見方が示されたと報じられています。武力に頼らず、活動を可視化して抑止につなげるアプローチが現実味を帯びているようです。今後、各国の技術連携がどこまで進むのか、引き続き注目されます。


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