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バイク希望ナンバー、国交省資料とFNN記事の差分5点

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10月、オートバイのナンバーで好きな番号を選べる申込受付が始まりました。この記事では、国土交通省の報道発表資料、制度の設計を決めた3月のワーキンググループとりまとめを、同じ日に出たFNNプライムオンラインの記事と並べます。報道の短い要約で何が残り、何が抜けたのかを確かめます。

何が報じられたか

FNNプライムオンライン、見出しに入れて報じました。本文の要点は次の5つです。

  • 国土交通省が、全国でオートバイの希望ナンバー制を始めた
  • 普通自動車はこの制度を採用している
  • 導入の理由は、オートバイで、ナンバープレートの様式変更に合わせたもの
  • 1・7・8・88・777・8888など人気の番号は抽選になる。使用中のオートバイも
  • 申込料金は税込2,500~で、申し込みから

発表元は国土交通省物流・自動車局自動車情報課です。同課は8月の報道発表で、申込受付の開始日を10月公表しています。

原典に当たる

国交省の報道発表資料、本文1枚と別紙2枚でできています。

対象車両は、小型二輪自動車軽二輪自動車です。125cc以下の原動機付自転車はナンバーを市町村が交付するため対象外と書かれています。事業用と貸渡車両も対象外で、軽二輪では被牽引車も外れます。選べるのはアラビア数字4桁の部分です。

抽選は毎週コンピューターで行われます。全国共通の抽選対象番号は1、7、8、88、333、358、555、777、888、1111、8888の11通りです。これとは別に、別紙1では22の地域で独自の抽選番号が足されています。地域ごとの数は大きく違い、習志野・三重は1つだけです。一方、品川は18通り、大阪は24通り、神戸は26通りが追加されています。神戸の場合、全国共通と合わせて37通りが抽選になります。資料には、申込状況に応じて対象番号を今後変える場合があるとも書かれています。

申込料金は1枚あたり税込2,500~です。別紙2に地域名表示ごとの金額が並んでいます。品川・横浜・大阪・福岡などが、名古屋・札幌などが、京都・奈良・新潟・釧路などがです。申込はインターネットか窓口で受け付けます。

制度の背景は、3月のWGとりまとめに書かれています。二輪車のナンバーは分類番号の桁数が四輪車より少ないため、交付できる枚数に限りがあります。そのため希望番号制度を入れると人気の番号がすぐ底をつくおそれがあり、これまで導入を見送ってきたとされています。さらに、一部の地域では近い将来、番号そのものが払底する見通しでした。そこで払底対策として様式を見直し、同じ番号を出せる能力が広がることから、希望番号制度も導入する、という順序で書かれています。

同じとりまとめには、一般社団法人全国自動車標板協議会がユーザーに行ったアンケートの結果も載っています。付けたい番号の上位はした。導入時期については適当とされています。

報道との差分

原典とFNN記事を項目ごとに並べると、次のようになります。

  • 導入の理由:FNNは。WGとりまとめでは、払底対策の様式見直し→払い出し能力の拡大→希望番号制度を入れる条件が整う、という2段階です。番号を増やすのは様式変更の目的で、希望ナンバー制はその結果できるようになったもの、という並びになっています
  • 四輪車の開始年:FNNは。国交省資料は登録自動車を、軽自動車を平成1月からとしています。FNNは限定しているため、両方が成り立つ可能性はあります
  • 抽選番号:FNNが挙げたのは6つの番号の例示です。全国共通11通りのうち358などは入っていません。地域別の追加番号には触れていません
  • 対象外の車両:原付・事業用・貸渡が対象外であることは、FNN記事にありません
  • 使用中の車両の番号変更・届くまでの日数:FNNにはありますが、今回取得した国交省の報道発表資料とWGとりまとめには、二輪車についての記載が見当たりません
  • 料金:2,500~は、報道発表の数字と一致しています。ただし原典は、地域ごとに金額が違います

抽選番号には、原典どうしの比較で分かることもあります。自動車検査登録情報協会ページに載っている四輪車の全国一律抽選番号は14通りで、2020、3333、5555、7777が入っています。二輪車の全国共通11通りにはこの4つがなく、代わりに358が入っています。アンケートで1位だった7777と3位の1234は、二輪車の全国共通にも、別紙1の地域別にも入っていません。

なぜそうなったか

差の多くは、資料の形と報道の形の違いで説明できます。報道発表の本文は1枚ですが、別紙1は22地域の番号表、別紙2は地域名表示ごとの料金表です。FNNの記事は本文5文ほどのテレビニュースのウェブ版で、表を載せる形になっていません。地域別の番号が抜け、料金が幅でまとめられたのは、この形式の制約と合っています。

導入理由の要約は、WGの因果を一文に縮めた形です。資料上は別の段階ですが、短い原稿では1つの理由にまとめやすくなります。

、四輪車の制度が全国に広がった時期を指している可能性があります。ただ、今回取得した国交省資料には5月の開始時点しか書かれておらず、全国展開の時期は資料からは確認できません。

使用中の車両の番号変更と、報道発表以外の情報源から取ったと考えられます。ただ、その情報源は記事に書かれていません。四輪車については、WGとりまとめが希望番号を取れる場面として3つを挙げています。二輪車でも同じかどうかは、取得した資料からは確認できません。

分からなかったこと

使用中のオートバイで番号だけを変えられるかどうか、また申し込みから交付までの日数は、国交省の一次資料で確かめられていません。希望番号申込サービスのサイト案内ページにも、二輪車についての具体的な記載は見つかりませんでした。

アンケート上位の7777と1234が抽選対象に入らなかった理由も、報道発表には書かれていません。WGは、抽選対象をアンケートと各地域の頒布状況を合わせて地域ごとに決めるとしていますが、個々の番号をどう判断したかは公開資料に出ていません。なお、AIRIAのページは更新日を確認できなかったため、四輪車の抽選番号は取得した日時点の掲載内容として扱っています。

出典

  • 国土交通省 物流・自動車局自動車情報課「オートバイの申込開始日を決定!」別紙1・別紙2を含むhttps://www.mlit.go.jp/report/press/content/002016546.pdf
  • 国土交通省「オートバイのについて」https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk6_000094.html
  • 国土交通省 物流・自動車局自動車情報課「二輪車のナンバープレートの様式の見直し及び希望ナンバー制導入に係るワーキンググループ とりまとめ」https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001735181.pdf
  • 一般財団法人自動車検査登録情報協会https://www.airia.or.jp/info/number/04.html
  • 希望番号申込サービスhttps://www.kibou-number.jp/html/info/kibou-number.html
  • FNNプライムオンライン「オートバイの始まる 人気の番号は抽選 料金は2500~」https://www.fnn.jp/articles/-/1135300
※本記事は報道・公開情報をもとに作成した速報であり、内容が後に更新・訂正される場合があります。最新かつ正確な情報は、一次情報や公式発表をご確認ください。

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