韓国・済州(チェジュ)で行方不明になった女性の遺体が、失踪地点から100キロ以上離れた海上で見つかっていた2018年の出来事が、8年を経て再び関心を集めていると報じられています。きっかけは、済州で今年起きた別の行方不明事案だということです。当時の捜査結果と、いま再燃している「済州怪談」と呼ばれる噂の中身を整理します。
詳細・背景
報道によると、2018年7月25日の夜、家族とキャンプに訪れていた30代の女性が、済州市旧左邑(クジャウプ)の細花(セファ)港付近で姿を消しました。翌日には携帯電話やクレジットカード、スリッパが港周辺で見つかり、警察の公開捜査と海洋警察による大規模な捜索が行われたということです。
女性が発見されたのは、行方が分からなくなってから7日後の8月1日。場所は済州南西部の摹瑟浦(モスルポ)付近の海上で、失踪した細花港からは100キロ以上離れていたと伝えられています。司法解剖の結果、死因は溺死と判断され、外力による傷など犯罪をうかがわせる点は確認されなかったとされています。警察は足を滑らせて転落した可能性に重きを置き、水に落ちる過程で第三者が介入したという客観的な証拠は見つからなかったとして、他殺の可能性は極めて低いと結論づけたということです。
それでも、失踪地点と発見場所の距離があまりに大きいことから、オンライン上では根拠の確認されていない他殺説や不可解な事件だとする書き込みが広がり、「済州怪談」と呼ばれる形で語り継がれてきたと報じられています。
再び注目されている背景には、今年の別の事案があります。2026年5月12日に済州で行方が分からなくなった30代の女性が、104日後の8月24日、済州市翰林邑(ハンリムウプ)のヤシ林で遺体で発見されました。この件では、担当の警察官が行方不明届を虚偽に終結させていたとみられること、失踪後およそ14時間は携帯電話の位置追跡が可能だったにもかかわらずGPSによる位置確認が行われていなかったとされることが問題視されています。捜索は港や海岸周辺が中心だった一方、遺体は宿泊先から1.6キロほどの場所で見つかったということです。この対応への不信感が、過去の事案への疑問を呼び戻した形だとみられています。
独自見解・考察
8年前の件と今年の件は、状況も捜査経過も別のものです。それでも同じ文脈で語られてしまうのは、「説明されたはずの結論が、人々の納得に届いていない」という共通点があるからではないでしょうか。100キロという距離は、海流や潮の条件によっては説明可能な範囲かもしれませんが、その説明が広く共有されなければ、空白は憶測で埋められていきます。今年の事案で捜査手続きへの不信が表面化したことで、過去の結論にも「本当にそうだったのか」という視線が向かった、という流れが見て取れます。真相の追及とは別に、公的機関がどこまで説明を尽くすかという課題が浮かんでいるように感じられます。
ネットの反応
- 「100キロって聞くと確かにびっくりする。でも海って想像以上に流されるらしいし、専門家の説明がほしい」
- 「今年の虚偽処理の件が本当なら、そりゃ過去の捜査も疑われるよね…」
- 「怪談扱いはよくないと思う。亡くなった方の家族が見るかもしれない」
- 「警察が結論出してるのに、ネットで勝手に事件化するのは違うんじゃないかな」
- 「疑うこと自体は悪くない。でも根拠のない断定は別の話」
- 「104日も見つからなかったのに宿泊先から1.6キロって、捜索のやり方に問題があったとしか」
- 「距離だけで不審って言い出したらキリがない気もする。海流のデータ出して説明してほしい」
- 「どちらの件も、ちゃんと検証してくれることを願うばかり」
まとめ
2018年の済州での事案について、警察は溺死と判断し、犯罪性を示す客観的な証拠は見つからなかったとしています。一方で、失踪地点から100キロ以上離れた場所で発見された経緯が、今年の別の行方不明事案をきっかけに改めて話題となっている状況です。ネット上で流れる推測には確認されていない情報も含まれるため、今後の公式発表を待つ姿勢が必要になりそうです。
参考:中央日報日本語版(記事はこちら)、KOREA WAVE配信記事


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