「週7回」と「週0〜2回」で要介護リスクに約3割の差——そんな入浴習慣に関する研究が、あらためて注目を集めています。順天堂大学医学部特任教授の小林弘幸氏がプレジデントオンラインの記事で紹介したもので、自律神経の観点からも毎日湯船につかることが勧められると報じられています。「習慣」がトレンド入りするほど反響が広がっているようです。
詳細・背景
話題のもとになっているのは、千葉大学の研究グループが2018年に公表した高齢者の入浴習慣に関する調査結果です。報道によると、調査は2010年8月から2012年1月にかけて、北海道や愛知県など18の自治体で、要介護認定を受けていない65歳以上の男女およそ1万4000人を対象に実施され、その後およそ3年間にわたって追跡されたということです。
追跡期間中に新たに要介護認定を受けた人は約1200人。このうち、夏場に週7回以上湯船につかって入浴していた人は、週0〜2回の人と比べて要介護認定を受けるリスクが約28%低く、冬場でも約29%低かったと報じられています。研究グループの近藤克則千葉大教授は、日本人の長寿の背景に入浴文化がある可能性に言及したと伝えられています。
もっとも、この種の調査は生活習慣と結果の関連を示すものであり、入浴だけが介護を防ぐと結論づけられる性質のものではありません。もともと元気で外出や家事ができる人ほど毎日入浴しやすい、という関係も考えられるため、因果関係については慎重にみる必要があるとみられています。冬場の入浴では急激な温度差によるリスクも指摘されており、脱衣所を暖める、長湯を避けるといった配慮が必要だということです。
独自見解・考察
この話題が広く共有された理由は、内容が「今日からできること」だったからではないでしょうか。運動習慣や食事管理と違い、入浴は多くの人がすでに毎日の生活に組み込んでいます。シャワーで済ませている日を湯船に変えるだけ、という距離の近さが受け入れられやすかったのかもしれません。
一方で、数字が独り歩きしやすい話でもあります。「3割」という数値は特定の条件下で観察された差であり、誰にでも同じ結果が出ることを保証するものではありません。持病がある方や高齢のご家族については、湯温や入浴時間を含めて主治医に相談したうえで取り入れるのが現実的だと考えられます。習慣化そのものが目的になり、無理をして体調を崩しては本末転倒でしょう。
ネットの反応
- 「毎日湯船つかってるけど、正直めんどくさい日もある。でもこの数字見たら続けようって思えた」
- 「シャワー派だから耳が痛い…とりあえず週3から始めてみようかな」
- 「これ、元気な人ほど毎日お風呂入れるってだけの話じゃないの? 逆の因果に見える」
- 「水道代とガス代が上がってるから毎日は厳しい。理想はわかるんだけどね」
- 「うちの祖母、毎日入ってて90超えても元気。実感としては納得」
- 「冬のヒートショックのほうが怖い。脱衣所の暖房もセットで語ってほしい」
- 「風呂に入ると寝つきが違うのは体感でわかる。自律神経の話は納得感ある」
- 「習慣って結局これだよね。特別なことより毎日やれることのほうが強い」
まとめ
毎日湯船につかる人とほとんど入らない人で、要介護認定のリスクにおよそ3割の差がみられたという千葉大学の調査結果が、あらためて話題を集めています。因果関係が確定したわけではなく、冬場のリスクにも注意が必要ですが、生活に取り入れやすい習慣であることは確かです。無理のない範囲で、自分の体調に合った形を探してみてはいかがでしょうか。
出典:プレジデントオンライン(Yahoo!ニュース配信)/日本経済新聞


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