甲子園で開催中の全国高校野球選手権大会をめぐり、SNS上で「チケットを譲ります」と持ちかけて代金をだまし取る詐欺の相談が相次いでいると報じられています。兵庫県警は「チケット詐欺多発中」として注意を呼びかけており、正規ルート以外での購入を避けるよう促しているということです。
詳細・背景
報道によりますと、被害の相談は主にSNSを通じたやり取りが発端になっているとみられています。「行けなくなったので定価で譲ります」といった投稿に反応した人が個別のメッセージでやり取りを始め、電子マネーなどで代金を先に支払うよう求められる流れが多いようです。支払い後に入場用の二次元コードを送ると言われたものの、実際には送られてこず、そのまま相手と連絡が取れなくなったというケースが報告されていると伝えられています。
もう一つのパターンとして、チケット自体は受け取ったものの、球場で転売されたものだと指摘されて入場できなかったという相談もあるということです。現在の大会の入場券は日付指定・全席指定で運用されており、電子的に管理されているため、正規の手続きを経ていないチケットは入口の段階ではじかれる可能性があります。代金を払ったうえに観戦もできないという二重の損害につながりかねません。
背景には、人気カードのチケットが早い段階で完売しやすいという事情があるとみられます。今大会の入場券はチケットぴあやローソンチケットなど複数の販売サイトで扱われており、日程ごとに発売日が分かれています。目当ての試合の券が取れなかった人がSNSで探し始めると、そこに詐欺目的の投稿が入り込みやすい構造になっているのではないかとみられています。
なお、2019年に施行されたチケット不正転売禁止法では、興行主が同意しない有償譲渡を目的とした特定興行入場券の転売や、そのための譲り受けが禁止されています。買う側にとっても、金銭的な被害だけでなくトラブルに巻き込まれるリスクがある点は押さえておきたいところです。
独自見解・考察
この種の詐欺が減らない理由は、被害額が一件あたり数千円から一万円台にとどまりやすく、被害者が「面倒だから」と届け出をためらいがちな点にあるのではないでしょうか。加害側からすれば発覚しにくく、同じ手口を何度でも繰り返せてしまいます。
また、夏の甲子園という舞台には「今年しか見られない試合」という時間的な希少性があります。判断を急がされる状況ほど、冷静な確認がおろそかになりやすいものです。「電子マネーで先払い」「個別メッセージへ誘導」「取引を急かす」——この三つがそろったら、いったん立ち止まる。そのくらいの基準を持っておくだけでも、防げる被害はかなりあるかもしれません。公式の販売サイトを最初に確認する習慣が、結局は一番の防御になりそうです。
ネットの反応
- 「毎年この時期になると同じ話が出てくる。学習されない側と、学習しない側の両方がいる感じ」
- 「定価で譲りますって言葉自体がもう怪しい。本当に困ってる人なら公式のやり方を調べると思う」
- 「実際に一度やられました。少額だから泣き寝入りしたけど、届け出ておけばよかったと今は思う」
- 「買う方も悪いって意見はちょっと違うと思う。だます方が100%悪い」
- 「ただ、転売品と分かって買うのは論外でしょ。入場できなくて当然」
- 「電子チケットになって不正は減ると思ってたけど、二次元コード送るって言われて信じちゃうパターンがあるのか」
- 「球児は真剣に戦ってるのに、その周りでこういう話が出るのが一番やりきれない」
- 「公式の販売サイトを最初にブックマークしておくだけで防げる話ではある」
まとめ
SNSで甲子園のチケット転売を装った詐欺の相談が相次いでいると報じられています。手口は電子マネーでの先払いを求めたうえで音信不通になるものや、転売品を渡されて入場できなくなるものがあるということです。入場券は日付指定・全席指定で公式の販売サイトを通じて扱われています。個人間のやり取りで先に代金を支払う形は、金銭を失うだけでなく観戦もできない結果になりかねません。取引を急かされたときこそ、いったん手を止めて公式の案内を確認することが求められます。


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